オリエンタルランドが東京ディズニーランドなどの商品店舗で提供している買い物袋の一例【拡大】
原料が石油ではなく、環境負荷が低い植物からできたバイオプラスチックの製品が身近になってきた。環境に配慮する企業や自治体が買い物袋や容器、ごみ袋などに採用。エコ活動に手軽に参加できると利用者からも評価されている。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは2015年から、お土産などを入れる買い物袋にサトウキビ由来の材料を取り入れたバイオプラスチックを本格的に使っている。「環境への影響を少なくすることができると判断した」(担当者)ためだ。
東京ディズニーランドや東京ディズニーシー、ホテルの店舗で提供している。絵柄の中にミッキーマウスのマークが潜んでおりファンに人気で、隠れたエコアイテムになっている。
イオンは13年から、総合スーパーなどの食品売り場の有料レジ袋にバイオプラスチックを使っている。買い物袋の持参運動と合わせて、環境負荷を軽くする取り組みだ。収益金は自治体などを通じて環境保全活動に全額寄付している。
一部店舗で発売しているビニール傘「トップバリュ fururi(ふるり)」のビニール生地にもバイオプラスチックが使われている。生地は簡単に張り替えられ、柄を変えて長く楽しめる。