【広報エキスパート】東京スター銀行 会社の「顔」が見える発信を (1/2ページ)

2017.6.22 05:00


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 ■東京スター銀行 広報室長・中野弘城氏

 --中国信託商業銀行(台湾)の傘下に入って3年経過しました

 中国信託の完全子会化となったのは2014年6月です。その1年半前の12年12月30日付の朝刊に「中国信託、東京スター銀行の買収を検討」という記事が掲載されました。年末にもかかわらず、広報室にマスコミ各社からの問い合わせが集中し、年明けはお客さまから、コールセンターや営業店にお問い合わせの電話が殺到、まさに危機管理対応そのものでした。

 --顧客の反応は

 ご連絡いただいたお客さまのお問い合わせのほとんどは「私の預金はどうなるのですか」「中国信託はどんな会社ですか」という内容でした。ご連絡をくださるお客さまは、少なからず当行に関心を持っていただいている当行のファン、もしくは潜在的なファンだと考えています。当時も当行への理解を一層深めていただくチャンスと考え、スタッフ一人一人がお客さまに安心していただけるよう丁寧に説明しました。説明の後、安心されたのか「預金を増額したい」とおっしゃっていただいたときはうれしかったですね。

 --中国信託とのシナジー効果は

 中国信託は、預金量約12兆円と台湾最大の民間銀行で、昨年創立50周年を迎えました。支店数は台湾に約150拠点。フィリピン、米国、インドネシア、中国本土、香港、カナダ、ベトナムなどにも約74拠点を展開しています。

 日本の中堅・中小企業のアジアを中心とした海外ビジネス展開はますます増加しており、現地でのファイナンスへのニーズが高まっています。このようなニーズに、強力な親会社のもと、「自前」のネットワークで積極的な支援を行うことができるようになりました。

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