家電量販大手のビックカメラが今月14日から、なんば店(大阪市中央区)で仮想通貨ビットコインによる決済サービスを導入することが分かった。同社は今年4月以降、有楽町店(東京都千代田区)など旗艦店3店で導入しているが、西日本では初めて。
仮想通貨の利用は海外で先行して広がり、ビックカメラは訪日外国人客の利便性向上を狙って今春に導入。しかし日本人の利用も多く、想定の2倍以上の取引件数があったため、店舗の拡大を決めた。
担当者は「なんば店では外国人にも日本人にも多く利用していただけると考えている」と話し、さらなる店舗拡大も検討中という。
ビットコインはインターネット上で流通する仮想通貨。利用できる店舗・サービスは世界中で増えており、送金手数料が安いなどのメリットがある。国内ではインターネット販売を中心に利用が拡大してきた。