シャープ、洗濯乾燥機の新製品を発表 洗浄力と付加価値アピール 扉は鏡面仕立て

シャープが発表した、ドアに鏡面仕立てのガラスを採用した洗濯乾燥機の新製品=22日、大阪府八尾市
シャープが発表した、ドアに鏡面仕立てのガラスを採用した洗濯乾燥機の新製品=22日、大阪府八尾市【拡大】

 シャープは22日、天板やドアに鏡面仕立てのガラスを採用し、デザインにこだわった洗濯乾燥機の新製品を発表した。電源を入れるとガラスに光る操作パネルが浮かび上がり、タッチして使う。最近は洗浄力だけでなく付加価値をアピールした製品が相次いでおり、メーカー各社が知恵を競っている。

 シャープの新製品「プラズマクラスター洗濯乾燥機」は縦型とドラム式の2機種で、10月中旬から順次発売する。縦型には襟足などの部分汚れを毎秒約3万8000回の振動ではじき落とす「超音波ウォッシャー」も搭載。ドラム式には、洗剤液の酵素が活性化しやすい35度前後に衣類を温めるなどして頑固な汚れを落とす機能を搭載した。想定価格は縦型が23万7600円前後、ドラム式が35万6400円前後。

 付加価値にこだわった製品では、パナソニックが共働き世帯をターゲットにした商品を10月に発売する。タンクに液体洗剤や柔軟剤をためておけば、洗濯の際に自動で好みの量を投入してくれる。日立製作所は洗剤の種類や洗濯物の汚れを自動で判別して洗い方を調整したり、高速の風で衣類のしわを伸ばしたりする新製品を今月発売した。