NECとKNI、デジタルホスピタル実験 不穏行動7割「事前に予知」

 NECと医療法人社団KNI(東京都八王子市)は24日までに、人工知能(AI)など最新のIT技術を活用し業務効率化などを図る「デジタルホスピタル」の実現に向けた実証実験の成果を発表した。

 実験はKNIの北原国際病院(八王子市)で約1年間かけて実施。「不穏行動」の予測検知技術では、入院患者の時計型センサーから体温や心拍などの生体データを取得。AIを用いたデータ解析により徘徊(はいかい)や暴言など不穏行動のタイミングを予知する。

 実験ではその約7割を約40分前に把握でき、現場の負担軽減につながった。

 また数千人分のカルテ情報を基に、AIを使ってどの疾病の患者がどれくらいの期間で退院できるか予測する退院支援技術も検証。在院日数が短縮され、新規患者の受け入れ増を確認した。

 両者は引き続き、12月開所予定の北原リハビリテーション病院新棟でも実証実験を続ける。