和食の文化や歴史 楽しく学べる アクアイグニス多気 笠原将弘氏に聞く

賛否両論」のシェフ、笠原将弘氏=東京都渋谷区恵比寿(飯田英男撮影)
賛否両論」のシェフ、笠原将弘氏=東京都渋谷区恵比寿(飯田英男撮影)【拡大】

 食や健康などをテーマにした国内最大級の民間複合施設「アクアイグニス多気」(三重県多気町)が来年2月に着工される予定だ。敷地面積は東京ドーム約20個分の約115万平方メートルで平成32年2月オープンの見通し。敷地内には宿泊、温浴、アウトドア施設のほか、「食の商業ゾーン」などが設けられるが、同ゾーンは和食の有名人気店「賛否両論」(東京・恵比寿)のオーナー兼料理人である笠原将弘氏(45)がプロデュースを手掛ける。笠原氏にコンセプトなどを聞いた。(編集委員 高橋昌之)

 --ゾーンの内容は

 「私が担当する和食のゾーンは、和食文化すべてを体感できる場所にしたい。和食の中でも代表的なすし、天ぷら、そば、焼き鳥などの専門店に出店してもらい、それぞれの文化や歴史を学べる造りにする。さらに和食に必要な料理道具や食器のほか、食材もしょうゆやみそなどのお店に来てもらい、製造工程を見ることができたり、飲食店でそれらを使った料理を味わうこともできたりすることを考えている。また、料理人らに参加してもらってイベントを開く『和食武道館』も造る計画だ」

 --発信したいことは

 「日本人でも和食がどのようにして作られているかを知らない人は多い。一般の方々だけではなく料理人も含めて、楽しく学べる施設にすることで、和食の魅力を後世にまで伝えていきたい」

 --和食の魅力とは

 「四季を通じて旬を味わえ、料理に職人の英知や繊細さが結集されていることなど、食べるということを超えたロマンがある」

 --今後の抱負は

 「これまでにないすごいプロジェクトなので、全国各地、海外の方々にも喜んでもらえる自信はある。そのための設計や人材集めなど準備に全力を挙げたい」