日本郵政傘下、不動産活用へ出資

 日本郵政傘下の投資会社「日本郵政キャピタル」(東京)は7日、コインパーキング上部の空き空間活用を手掛けるフィル・カンパニーに約5億円出資すると発表した。全国に保有する不動産の有効活用につなげる狙い。

 日本郵政キャピタルは、成長が見込める企業への出資などを通じて日本郵政グループの収益拡大を図る目的で、1日に設立した。今回が第1号案件となる。

 フィルが30日付で行う第三者割当増資を日本郵政キャピタルが引き受ける。フィルは2005年設立。東京証券取引所の新興市場マザーズに上場しており、コインパーキング上部を飲食店やオフィスなどの「空中店舗」として提案、設計している。