【神奈川発 輝く】大平技研 「星空を身近に」投影機で本物に近い夜空の重厚さを再現 (3/4ページ)

【会社概要】大平技研

 ▽本社=横浜市都筑区池辺町4489-1 ((電)045・507・3531)

 ▽設立=2005年2月

 ▽資本金=1000万円(17年10月時点)

 ▽従業員=14人(同)

 ▽売上高=2億4200万円(17年3月期)

 ▽事業内容=プラネタリウムの設計・製作・販売、イベントの企画・制作、上映番組の企画・制作、アーティストマネジメントほか

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 □大平貴之社長

 ■ものづくりに没頭、挫折越え実現

 --初めてプラネタリウムを自作したのは

 「小学4年生。夜光塗料を塗った紙を数ミリ程度の大きさに切り抜き、部屋の壁や天井に張った。その後、豆電球の光を穴に通して映すピンホール式プラネタリウムを作り始めた。ただ、やはり科学館にあるようなレンズ投影式を作りたいという意欲が強かった」

大平技研 大平貴之社長

大平技研 大平貴之社長

 --うまくできたのか

 「いったん挫折し、中学、高校ではピンホール式をグレードアップさせることに没頭した。レンズ投影式は大学に入ってから本格的に取り組み、ようやく実現した。星空に興味があったが、それ以上に、ものを作ることが好きだったと思う。その接点がプラネタリウムだった」

 --肉眼で見えない星を映すとは

 「全天の夜空には一番明るい1等星が21個、2等星が約70個、3等星が約200個。以下、暗くなるほど数が増え、6等星が約6000個。従来のプラネタリウムでは、肉眼で見える6等星までしか映さなかった。メガスターは11、12等星まで映す」

 --投影する星を増やすとどうなるのか

 「たくさんの『見えない星』が背景を作る。言葉で説明するのは難しいが、多く集まると、目にはモヤモヤとした感じで映る。星があるかないか分からない微妙な感覚が本物の夜空に近い印象を与える」

星空を通して伝えたいこと