三菱マテ子会社データ改竄、公表遅れ「顧客の判明に時間」 会見一問一答

検査データ改ざん問題について会見する三菱マテリアルの竹内章社長(左から2人目)=24日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)
検査データ改ざん問題について会見する三菱マテリアルの竹内章社長(左から2人目)=24日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)【拡大】

 ■公表遅れ「顧客の判明に時間」

 24日に会見した三菱マテリアルの竹内章社長らの主なやり取りは次の通り。

 --問題を把握したにもかかわらず、公表が遅れたのは

 竹内氏「不適合品を納入した顧客のすべてが判明してから発表するのが適切と判断した」

 --すぐに出荷停止しなかったのはなぜか

 村田博昭三菱電線工業社長「正規の検査をパスしたものとして出荷していた」

 --組織ぐるみの不正なのか

 竹内氏「調査中で、今申し上げる段階にない」

 --海外との競争激化や顧客の品質要求の高まりが背景か

 堀和雅三菱伸銅社長「顧客の求める仕様は厳しくても厳しくなくても守らなくてはならず、そうした事情は問題の原因ではない」

 村田氏「受注は活況で、海外の攻勢は特に強まっていない」

 --シール材は原発でも使われているが、安全性は

 村田氏「原子力関連の製品は日本工業規格(JIS)に準ずる規格で放射線量がとくに厳しいところではないと思っている。どこに使われているか1つずつ確認している」

 --子会社から情報がすぐ上がらない風土をどう認識し、改善するか

 竹内氏「社内カンパニー制を取って事業ごとに権限を与えており、組織の壁が高かった。グループの風通しを良くする施策を進めていたところだった」

 --経営責任は

 竹内氏「早期に原因を究明し、再発防止策を講じることが私の責任だ」