【Bizクリニック】クラウド型の課題はセキュリティー対策 (2/2ページ)


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 クラウド型の大きな特徴は、利用開始までのスピードが速いうえ、リソース変更の自由度が高いことだ。利用停止も簡単で、極端にいえば1日だけ使ってみることもケースによっては可能になる。クラウド型の選択で、ITシステムが柔軟かつ迅速に、しかも自由度をもった拡張、縮小に対応できるようになり、日々変化するビジネス環境や顧客ニーズに応えられる。

 一方でセキュリティー対策が課題となる。クラウド型は、クラウドサービス事業者のシステムをユーザー企業が共有して使うことにより、実現されている。これまで個人情報や機密情報などは、自社運用型システムにおいて自社内に保管され、セキュリティー対策も自社の状況に合わせて実施すればよかった。しかしクラウド型は共有サービスであるため自社都合だけでセキュリティー対策機器を導入することやシステム自体をカスタマイズすることは困難なケースが一般的だ。つまりクラウド型は、それに適した方法でセキュリティー対策を行う必要がある。

 この連載では、クラウド型の特徴を生かしつつ、セキュリティー対策を行う方法を解説していく。

【プロフィル】澤井祐史

 さわい・ゆうじ ITインフラ、セキュリティー技術を専門領域として数々のプロジェクトを経験し、コンサルティング企業の立ち上げ、経営に携わる。2015年6月グレスアベイルを設立し、現職。クラウド対応の次世代セキュリティー対策製品の開発および関連サービスの展開をリード。35歳。兵庫県出身。