東芝、米電力に債務保証残額3600億円支払いへ

 東芝系で経営破綻した米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)に原発2基を発注した米電力会社サザン・カンパニーに、東芝が債務保証額の残額32億ドル(約3600億円)を15日までに支払うことで合意したと、サザン傘下のジョージア電力が5日発表した。

 ジョージア電力が受け取るのは約14億7000万ドルで「全て顧客の利益のために使う」との声明を発表。原発2基の建設計画を継続する方針を改めて示した。

 東芝は6月、WHの破綻を受け、債務保証契約履行のためサザン側に36億8000万ドルを分割で支払うと合意していた。(ニューヨーク 共同)