三菱自、生産能力1割増 150万台規模 300億円投資 SUV販売強化

生産能力を増強する三菱自動車。写真は水島製作所=岡山県倉敷市(ブルームバーグ)
生産能力を増強する三菱自動車。写真は水島製作所=岡山県倉敷市(ブルームバーグ)【拡大】

 三菱自動車が、2019年度までに国内外の工場の生産能力を全体で約1割増強し、150万台規模に拡大する方針を固めたことが7日、分かった。生産体制を整え、東南アジアや中国で主力のスポーツ用多目的車(SUV)などの販売を伸ばす。総投資額は最大300億円程度に上る見通し。昨年の燃費不正問題で落ち込んだ業績の立て直しを目指す。

 国内では、SUVを生産する岡崎製作所(愛知県岡崎市)と軽自動車を手掛ける水島製作所(岡山県倉敷市)、子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)を合わせた生産能力を約1割増やし、年間70万台程度に拡大する。

 エンジンを生産する京都工場(京都市)と滋賀工場(滋賀県湖南市)は2、3割強化し、東南アジアや欧米向けの輸出を拡大する。

 三菱自動車の17年3月期の世界販売台数は燃費不正が響き、92万6000台と前期から約1割減少した。18年3月期は102万9000台を計画し、中期計画の最終年度に当たる20年3月期には130万台へと大幅に伸ばす目標を掲げている。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車など電動化モデルの販売も強化し、20年以降には軽自動車とSUVの2車種のEVを発売する方針だ。