キーコーヒー、地球温暖化に危機感 直営農場で新品種の栽培実験 (4/4ページ)

パダマラン農場の実験圃場を視察し、コーヒーの育成状況を確認するWCRのティム会長(右)とキーコーヒーの柴田裕社長(長谷川周人撮影)
パダマラン農場の実験圃場を視察し、コーヒーの育成状況を確認するWCRのティム会長(右)とキーコーヒーの柴田裕社長(長谷川周人撮影)【拡大】

  • 協力生産農家に協力を呼びかける柴田裕社長(長谷川周人撮影)
  • 優秀な生産者を表彰するキーコーヒーアワードで開かれた農業技術の講習会(長谷川周人撮影)

 こうした“負の連鎖”を断ち切るためにも、環境変化に耐性のある高品質な品種の開発は喫緊の課題だ。しかも農場の苗木を優良品種に入れ替え、市場に出荷するまでに10年近い年月がかかると見込まれる。

 長い道のりになりそうだが、柴田社長は「新品種や栽培技術に関する情報は、世界の産地と共有する。業界だけでなく、産地の経済にも貢献し、コーヒーの未来を守り抜くのが企業としての責務と考えている」と話している。(インドネシア南スラウェシ州タナ・トラジャ 長谷川周人)