トヨタ自動車グループの豊田織機、EV電池事業参入へ

 トヨタ自動車グループの豊田自動織機が、電気自動車(EV)向け電池事業への参入を検討していることが20日、分かった。トヨタとパナソニックが提携検討で合意している電池事業にも合流する方向で調整する。

 豊田自動織機はEV用で主流のリチウムイオン電池を搭載したフォークリフトを平成28年に発売している。技術を発展させ、小型で大容量の電池の実用化を目指す。

 豊田自動織機は自動車のエンジン生産などを手掛けている。EVが普及すればエンジンを搭載した従来車向けの需要が減る可能性があり、EV対応を進めて新たな収益源にしたい考えだ。