ジェイテクト、効率化システム開発 工作機械の主軸特性を測定


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 ジェイテクトは、工作機械の主軸の剛性などの特性を測定するシステムを開発した。出荷時の予圧状態や主軸の特性を定量的に把握することで、主軸の信頼性を向上できるほか、開発の効率化や性能の経時変化の可視化が図れる。

 具体的には、電磁石の吸引力を利用して、2種類の加振器で測定する。将来は測定データを利用して、主軸の異常診断や加工条件を自動で最適化するなど、生産現場全体の効率化を支援できるようにする。

 主軸の性能は、主軸の回転を支える軸受けの予圧によって左右される。この予圧が大きいと主軸の剛性は高くなるものの、高速性や発熱、寿命などの点で不利になる。このため、性能のばらつきが小さな主軸を生産するには予圧のばらつきを小さくすることが求められる。

 予圧の測定は主軸の静止時に行うのが一般的だが、ジェイテクトでは「加工中の主軸は高速回転しており、主軸特性の評価は本来、回転中に実施すべきだ」と考え、このシステムを開発した。