運行大幅削減で揺れるJR九州 自治体反発も…社長はダイヤ改正「やめない」

記者会見するJR九州の青柳俊彦社長=25日午後、福岡市
記者会見するJR九州の青柳俊彦社長=25日午後、福岡市【拡大】

 JR九州の青柳俊彦社長は25日、在来線などの運行本数を大幅に削減する来年3月のダイヤ改正に関し「改正すること自体はやめない」と述べ、公表した改正内容の大枠の変更や、中止は考えていないとの姿勢を示した。一方、沿線自治体は反発を強めており、対立が激しくなりそうだ。

 ダイヤ改正では、九州7県の在来線全21路線で運行本数を減らす計画で、自治体には利便性低下への懸念が広がっている。青柳氏は「なるべく不便が出ないように減便する」と路線存続のための効率化であると強調した上で「不満がある自治体には丁寧に説明していきたい」と理解を求めた。

 日豊線の宮崎-鹿児島中央への拡大を検討する車掌を乗せない「ワンマン特急」や、大分市内の日豊、豊肥両線での計8駅の無人化といった合理化策の導入に関しても方針に変わりはないとした。ただ「聴覚障害者への対応など改善すべき点はある」と述べ、駅の無人化の実施までに対策を検討した上で地元に説明するとした。