アップル「X」需要は弱含み 高価格ネック、出荷予想下げ相次ぐ (1/2ページ)

香港にあるアップルストアの店頭に展示されているアイフォーンX(ブルームバーグ)
香港にあるアップルストアの店頭に展示されているアイフォーンX(ブルームバーグ)【拡大】

 米アップルにとって今年は楽しいクリスマスではないようだ。ホリデーシーズン終盤に需要の弱さの兆しが見られたのを受け、複数のアナリストらが同社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の2018年1~3月期(第1四半期)の出荷予想を相次いで引き下げているからだ。国金証券のアナリスト、張斌氏は25日付のリポートで、18年1~3月期の出荷台数が自身の従来予想より1000万台少ない3500万台にとどまる可能性があると指摘した。「需要の第1波が満たされた後、アイフォーンXの高価格が第1四半期の需要を減退させると懸念している」と説明した。

 米調査会社JLウォーレン・キャピタルはこのほどまとめた顧客向けリポートで、出荷台数は17年10~12月期の3000万台に対し、18年1~3月期は2500万台にとどまると予想した。需要減速予想の理由について「アイフォーンXの高価格と興味深いイノベーションの欠如による需要の弱さを反映する数字だ。悪いニュースは、大々的な宣伝がアイフォーンXの世界需要の押し上げにつながらなかったことだ」と説明した。

 アップルは発火による「ギャラクシーノート7」のリコールから急速に立ち直りつつある韓国サムスン電子の新たな挑戦に見舞われているほか、華為技術やオッポ(OPPO)、小米などの中国メーカーによって中国やインドなどの新興市場で潜在顧客層が侵食されている。

台湾紙、アップルが販売見通しを引き下げと報じる