「つみたてNISA」来月スタート “手数料”安く、金融機関は「もうからない」が… 若者狙い、先行投資 (2/3ページ)

証券会社は「つみたてNISA」を足がかりに、長期的な視点で顧客開拓につなげたい考えだ=東京都千代田区の大和証券本店(森田晶宏撮影)
証券会社は「つみたてNISA」を足がかりに、長期的な視点で顧客開拓につなげたい考えだ=東京都千代田区の大和証券本店(森田晶宏撮影)【拡大】

 現行NISAの投資対象は上場株式や投資信託など幅広いが、つみたてNISAでは長期運用に向くなどした一定の投資信託に限られる。運用管理の対価として得る報酬が低い▽販売手数料が原則ゼロ円-といった条件が設けられており、金融機関は収益を得にくいとされる。大手証券会社幹部は「かかるコストを考えれば、決してペイするビジネスではない」と語る。

 しかし、野村ホールディングスの永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)は、つみたてNISAについて「目先の収益はまったく考えていない。10年後や20年後に向けての『設備投資』だ」と言い切る。大和証券グループ本社の中田誠司社長も同じく「長期的に考えれば、今まさに『設備投資』として力を入れて取り組むべきだ」と話す。