【2018 成長への展望】東京海上ホールディングス社長・永野毅さん(65) (2/2ページ)


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 --新興国の魅力について

 「なんといっても人口が伸びていく点だ。保険の付帯率も低く、人口が伸びる分と付帯率が上がる分でかなりの潜在成長率がある。力を入れているのはインド、インドネシア、マレーシア、フィリピンなど。ブラジルもまだ伸びるとみている」

 --主力の自動車をはじめ、国内の戦略は

 「自動車の保有台数は今がピークで、これから減っていくとみている。ただ、相当時間をかけて減っていくので、その間に新たな専門的分野やリスクに対応できる商品を出していくことが大切だ」

 --テクノロジーの進展はどうみているか

 「世界ではビッグデータを活用した保険会社も出てきている。これまでは過去のデータを基に統計分析をしていたが、ビッグデータで将来を予測することが可能になるかもしれない。マーケティングの世界も激変するかもしれない。経営理念など守るべきものは守るが、ビジネスモデルはどんどん変えて、環境変化に対応していきたい」

【プロフィル】永野毅

 ながの・つよし 慶大商卒。1975年東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)。東京海上日動火災保険社長などを経て、2013年6月から現職。高知県出身。