【新春直球緩球】日本生命保険の筒井義信社長「銀行窓販の機動的な商品供給体制整える」 (1/2ページ)

日本生命保険の筒井義信社長(宮川浩和撮影)
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 --新年の経営の課題は

 「超低金利環境の構図はしばらく変わらない。平成30年度は中期経営計画の2年目に入る。しっかりと収益を確保し、4カ年計画の達成にめどをつけたい」

 --営業職員以外の販路拡大に努めてきた

 「市場拡大が続く乗り合い代理店、銀行窓口販売の両販路に対し、それぞれ商品供給専門の子会社を作り、機動的に新商品を出す体制を整えたい。M&A(企業の合併・買収)で実現するか、自前で子会社を作るかは検討中だ」

 --今後の資産運用戦略は

 「米国債の投資冥利が薄れてきたため、フランス国債など、外債の投資先の地域分散を進めている。少しでも高い利回りが見込めて、社会貢献にもなるプロジェクトファイナンスや(環境保全や社会問題解決につながる)ESG投資も強化する」

 --海外M&Aの方針は