銀行手数料引き上げ相次ぐ 両替や振り込み 

 国内の大手銀行や地方銀行が、両替や振り込みの手数料を相次いで引き上げている。手数料引き上げ分を店舗運営経費の一部に充て、採算性の改善につなげたい考えだ。

 みずほが今年1月から両替手数料を引き上げた。みずほはこれまで、窓口での両替は紙幣50枚まで無料だったが、同行に口座を持つ顧客は30枚まで無料、口座のない人は1回324円を徴収することにした。

 三菱東京UFJも4月から両替手数料の引き上げに踏み切る。これまでは50枚まで無料だったが、口座保有者は10枚まで無料とし、11枚以上と口座のない人は1回540円を取る。三井住友は昨年5月に既に両替手数料を引き上げた。

 地銀でも手数料改定が相次ぐ。伊予銀は1月中に両替手数料や振込手数料などを引き上げる。振込手数料は、例えば同一店内で3万円以上の振り込みを窓口でする場合は432円から540円になる。岩手銀は1月4日から振込手数料を上げた。北日本銀も3月から振込手数料などを引き上げる予定だ。