日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が11日発表した2017年の車名別国内新車販売台数で、ホンダの軽「N-BOX」が初の首位となった。上位10車種のうち6車種が燃費性能の高さなどが人気の軽だった。また日本自動車輸入組合が同日発表した17年の外国車の新車販売台数は1997年以来20年ぶりに30万台の大台を超えた。
N-BOXの販売台数は前年比17.2%増の21万8478台。自動ブレーキなどを標準装備した新型車を昨年9月に発売し、支持を得た。
ホンダの年間トップは2002年の小型車「フィット」以来15年ぶり。軽がトップになったのは14年のダイハツ工業「タント」以来3年ぶり。
2位は前年首位だったトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」で35.2%減の16万912台。
日産自動車は新車の無資格検査問題が一時、販売の足を引っ張ったが、HVが人気の小型車「ノート」が5位につけるなどした。
一方、外国メーカーの新車販売台数は景気回復を追い風に3.7%増の30万6088台だった。ブランド別ではドイツ勢が上位を独占。メルセデス・ベンツが3年連続の首位だった。