ソフトバンクグループ 携帯子会社上場、2兆円を調達 年内にも東証1部検討 (1/2ページ)

ソフトバンクの携帯電話販売店=東京都内(ブルームバーグ)
ソフトバンクの携帯電話販売店=東京都内(ブルームバーグ)【拡大】

 ソフトバンクグループ(SBG)は15日、携帯電話事業など国内通信子会社のソフトバンクを株式上場させる方向で検討していることを明らかにした。早ければ年内にも東京証券取引所第1部に上場し、2兆円程度を調達する案などを念頭に置く。上場で財務体質の改善や海外投資の加速を図る考えとみられる。新規株式公開(IPO)としては過去最大額を調達した1987年のNTT(約2兆2000億円)に匹敵する大型上場となる可能性がある。

 あらゆる企業傘下に

 ソフトバンクはグループの中核企業で、持ち株会社であるSBGが現在99.99%を出資している。SBGは上場後もソフトバンク株の7割程度を保有する見通しで、残りの約3割を投資家に売り出す計画だ。海外市場に同時上場する案も浮上している。

 孫正義社長は世界中の起業家集団を結集させる「群戦略」をSBGの組織拡大の柱に据える。この戦略を実行するため、SBGはサウジアラビアと立ち上げた運用額10兆円規模のビジョン・ファンドとともに、情報通信分野だけでなく、医療などのあらゆる分野の企業への投資を繰り返し、傘下に入れている。

 ただ、投資に伴って有利子負債も膨らみ続けており、昨年9月末時点で約14兆6500億円に達した。自己資本比率も2017年3月期で14.6%と低い。持続的な成長に向け、調達した資金は負債の返済に充てたり、新たな投資に振り向けたりすることを幅広く検討する。

役割分担を明確にする狙いも