タカタ、東京や滋賀、佐賀で事業譲渡の債権者説明会

 経営破綻したタカタが、主要事業を中国系米企業に譲渡することに関し、債権者に対する説明会を開くことが18日分かった。23日に東京都、2月1日に滋賀県近江八幡市、2日に佐賀市で開催する。製造拠点や雇用が維持される方針などを説明し、再生計画案の確定に向け理解を求めたい考えだ。

 債権者に出した案内によれば、出席しなくとも不利益を被ることはなく、再生計画案の説明会は別途開くという。2月28日までに東京地裁に再生計画案を提出する予定で、その後債権者集会を開く。タカタは欠陥エアバッグ問題のリコール(回収・無償修理)費用がかさみ、昨年6月に民事再生法の適用を東京地裁に届け出て破綻した。昨年11月に、中国系の米自動車部品大手キー・セイフティー・システムズ(KSS)に事業譲渡することで最終合意した。