【ピックアップ】「コミケ93」に遊技業界3社が出展

「FAIRYTAIL」を全面に打ち出した藤商事ブース。連日多くのファンでにぎわった
「FAIRYTAIL」を全面に打ち出した藤商事ブース。連日多くのファンでにぎわった【拡大】

 2017年12月29日から31日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)93」が開催された。

 コミケは同人誌の即売会のほか、アニメやゲーム関連の企業などが限定グッズの販売などを行う日本最大級のイベントで、参加サークル数は3万5000、出展企業は160社に上った。

 今回は、1日目が約18万人、2日目が約16万人、3日目が約21万人と、3日間を通して累計約55万人が来場。企業ブースは西1、3、4ホールに分かれ、遊技業界からは3社(藤商事、サミー、ネット)がブース出展し、会場では協力して業界PRにも努めていた。

 まず、サミーは人気オリジナルコンテンツ「ツインエンジェル」を出展。誕生以来10年余り、アニメやゲームなどメディアミックス展開される背景で根強いファン支持を獲得。着ぐるみイベントに加えて、カイロお渡し&握手&撮影会などが実施されるなか、多くのファンがブースを訪れ、コミケ限定の目玉商品も連日完売となっていた。

 夏の「コミケ92」で「FUJI 地獄少女祭」をテーマに初出展した藤商事は、18年に遊技機リリースを控えたコンテンツ「FAIRY TAIL」(フェアリーテイル、略称FT)を前面に打ち出したブースを展開。FTは06年から17年まで10年以上連載された講談社「週刊少年マガジン」の看板作品の一つで、世界中にファンがいる中、累計発行部数は6000万部を超える。テレビアニメも放映され、今年はファイナルシリーズの放送が決定している。今回のコミケでは、FTブースでしか入手できない福袋や缶バッジ、アクリルキーホルダーなどお宝グッズを販売。さらに、FT記念写真コーナー、コンパニオンとの撮影会タイムが用意されるなか、終日多くの来場者でにぎわった。

 一方、ネットは、コミックマーケット出展10周年を記念し、「悲報!ネットの最後のコミケ大作戦」をテーマに掲げてブースを運営。アッと驚くC93限定“神の福袋”を販売したほか、18年2月導入予定の新機種「パチスロ GATE」の試打コーナーを設置。さらに、同社新作グッズの購入者を対象とした最強のボーナス早引き王を決める「パチスロ GATE速引き決定戦」を通して来場者の関心を集めた。

 次回の「コミケ94」は8月10日から12日に、同じく東京ビッグサイトで開催予定。東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、2020年夏開催予定の「コミケ98」は、5月開催の方向で計画されている。