日本郵便、訪日客向け対応強化 荷物一時預かりや翻訳アプリを導入

 日本郵便が、増加する訪日客向けに3月から全国の郵便局で荷物の一時預かりなどの新サービスを始めることが19日までに分かった。4月からは自前の翻訳アプリも導入し、郵便局員の訪日客向け窓口対応を強化する。

 荷物の一時預かりは、都心の駅前などの郵便局の空きスペースを活用する。宿泊先のホテルや次の訪問地に預かった荷物を「ゆうパック」で配送することも可能にする。

 翻訳アプリは、総務省所管の情報通信研究機構(NICT)の翻訳エンジンなどを使って開発する。英語・中国語・韓国語に対応し、訪日外国人に対して窓口などでゆうパックなどの各種サービスをスムーズに案内できるようにする。

 日本郵便は、タブレット端末を使った高齢者のみまもりサービスなど、全国2万4000局の郵便局を活用した新規事業を模索しており、訪日客向け新サービスもこの一環。