ものづくり日本大賞きょう表彰式 ニッコーなど24件71人選定

 政府は、第7回「ものづくり日本大賞」の内閣総理大臣賞の受賞者24件71人を選び、22日に表彰式を行う。製造現場や伝統技術を支える優秀な人材を表彰する制度で、2005年から約2年ごとに開催している。

 ニッコー(北海道釧路市)は鮮魚輸送で海水からシャーベット状の保冷用の氷を製造する機械を開発。小型船にも搭載でき、取ったその場から消費者まで魚を傷めずに届けられる。大塚オーミ陶業(大阪市中央区)は、伝統的な製陶技術を応用し、文化財などを立体複製する技術が評価された。

 その他、製鉄過程の二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に減らす技術を生み出したJFEスチールや、ロボットなどに活用できる高精度センサーを開発した日立製作所の社員らが選ばれた。