ブーム取り込む「未来のコンビニ」 EV10分で充電、店内で食事も (1/3ページ)

 首都オスロと五輪開催都市リレハンメル間をつなぐノルウェーの幹線道路のドライブインは、近いうちに世界のガソリンスタンド業界の「未来」を見せることになりそうだ。

 ブーム取り込み

 オスロの北約55キロメートルに位置する街、ダルにあるコンビニエンスストア「サークルK」では数カ月以内に、次世代型電気自動車(EV)がわずか10分間で充電を行えるようになる。これは現在の充電にかかる所要時間の約3分の1だ。充電を待つ間、ドライバーは店舗内で食事もできる。しかもメニューは、注文を受けてから作るブリトーなど、従来の給油所併設型コンビニにはあまりない料理だ。

 この新たな「充電+食事」のサービスは、サークルKの親会社であるカナダのコンビニチェーン、アリメンタシオン・クシュタールがノルウェーで行う試験プロジェクトの一環。クシュタールは2012年にノルウェーのエネルギー企業スタトイルの小売り部門を買収し、欧州への足がかりを得た。同社はノルウェーでの試験で、今後巻き起こる“EVブーム”を取り込む手段を模索する狙いがある。

 クシュタールの欧州事業部門を率いるヤコブ・シュラム氏はインタビューで、「新市場に対応したプロジェクトは今後も行っていくだろう。われわれにとって重要なのは、過去100年間で行ってきたのと同様に、市場とともに変わっていくことだ」と述べた。

政府の奨励策や販売価格の低下も後押し