ブーム取り込む「未来のコンビニ」 EV10分で充電、店内で食事も (2/3ページ)

 政府の奨励策や販売価格の低下も後押しとなり、環境に優しいEVは世界的に人気が高まっている。EVは給油所以外でも充電が可能なことから、ドライバーと給油所の関係にも変化が訪れた。とりわけノルウェーは、新車販売の30%近くがEV。従来型の給油所併設型コンビニでは立ち行かなくなるのは目に見えている。

 このためクシュタールはサークルKで今年から、宿泊施設も備えた充電スポットを展開する計画も立てている。「もっと変革が必要だ。顧客が給油所に来てくれるのを期待するだけでなく、今後は私たちの方から顧客に歩み寄っていかなくてはならない」とシュラム氏は語る。

 シュラム氏によれば、EVの充電は60~70%が家庭、20~30%は職場や公共の場で行われ、給油所の比率はわずか10%。これが小売業者が対策強化に乗り出している理由だ。

 サークルKのダル店に新規に設置された超高速充電設備は、独BMWや米フォードら自動車大手のグループの出資を受け、欧州全土で進めているプロジェクトの一環でもある。同プロジェクトでは、欧州7カ国で1カ所当たり6台のEVが同時に使用可能な充電スポットを計60カ所設置する予定で、このうちノルウェー(サークルK)は20カ所。サークルKは自動車メーカーから場所代と収益の一部を得る。

大半の店で燃料提供