東電管内、24日も需給切迫 27年以来、応援融通へ

東京都と神奈川県の境を流れる多摩川の河川敷。川面に霧が立ち込める「気嵐(けあらし)」が見られた=23日午前7時38分(共同通信社ヘリから)
東京都と神奈川県の境を流れる多摩川の河川敷。川面に霧が立ち込める「気嵐(けあらし)」が見られた=23日午前7時38分(共同通信社ヘリから)【拡大】

 東京電力は23日、厳しい寒さで暖房の利用が増えて需給が切迫し、24日午後6時台に使用率が96%の「厳しい」水準になるとの予想を発表した。他電力から200万キロワットの融通を見込んだ想定値。応援融通を受けることになれば、平成27年4月以来となる。融通がない場合、使用率は「非常に厳しい」水準の99%程度まで上昇する見込み。東電管内は大雪などの影響で暖房需要が急増し、22、23日と続けて使用率が95%(速報値)に達した。東電は節電を呼び掛けている。