白物家電の29年国内出荷額、20年ぶり高水準 “新三種の神器”が人気 (2/2ページ)


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 高機能商品のなかでは、全自動洗濯機▽ロボット掃除機▽食器洗い乾燥機-の“新三種の神器”が家事の時短に貢献するとの理由で好調。量販店で約30万円もするパナソニックのドラム式洗濯乾燥機は洗剤の自動投入やインターネット接続が可能で、衣類を入れておけばスマホによる遠隔操作で外出中でも洗濯できる。

 水蒸気で調理するシャープのオーブンレンジ「ヘルシオ」は人工知能(AI)が利用者の好みを学習しメニューを提案する機能が売り。単機能のレンジが2万台で並ぶ中、「約15万円の最上位機種から売れていく」(広報)。いずれの高機能商品も多忙な共働き世帯の家事軽減に役立つことが支持されている。

 ただ、成熟した国内市場は今後も買い替え需要しか見込みにくい。新たな牽引役の登場が待たれる中で、パナソニックは家庭向けエネルギー管理システム(HEMS)とスマートスピーカー「グーグルホーム」を連携させ、家電を制御するサービスの提供を始める。こうしたITと組み合わせた新味のある商品が今後どこまで消費意欲を刺激できるかも注目される。(柳原一哉)