IHIがモロッコと石炭火発用ボイラーの長期保守契約

 IHIは24日、モロッコ最大の独立系発電事業者であるTAQAモロッコと、大型石炭火力発電所用ボイラーの長期保守契約を結んだ、と発表した。IHIがボイラーの長期保守契約を結ぶのは今回が初めて。

 保守契約の対象は、TAQAモロッコが運営し、モロッコ全体の発電能力の約半分を担うジョルフ・ラスファール発電所のボイラー2基で、IHIが納めた。1基の出力は350メガ(1メガは100万)ワットと、石炭火力発電所用としては大型になるという。IHIでは今後8年間にわたり、マレーシア子会社のIHIパワー・システム・マレーシアを通じてメンテナンスサービスを提供。部品供給や技術コンサルティング、技術指導員の派遣を行うほか、遠隔監視システムの導入も検討している。

 モロッコでは経済成長を背景に電力需要が増加。電力の安定供給が喫緊の課題となっている。IHIは大型石炭火力発電用ボイラーに関し国内外で豊富な納入実績を持ち、モロッコでは他にもサフィ発電所向けに出力693メガワットのボイラー2基を年内に納入する予定だ。