和歌山県とJR西がコラボ 「パンダくろしお」で白浜へ、特急列車の利用促進目指す

共同企画で運行するパンダくろしお(JR西日本和歌山支社提供)
共同企画で運行するパンダくろしお(JR西日本和歌山支社提供)【拡大】

  • パンダくろしおのオリジナルグッズの「キーホルダー
  • パンダくろしおのオリジナルグッズの「ミニタオル」

 県とJR西日本和歌山支社は、特急くろしおの利用促進キャンペーン第1弾として、3月24~25日、白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」と同支社が昨夏に共同企画したラッピング列車「パンダくろしお『smileアドベンチャートレイン』」の臨時の貸し切り列車を使ったパックツアーを実施する。

 JR紀勢線白浜-新宮駅間ではくろしお利用者数の減少傾向が続き、3月17日のダイヤ改正で同区間は現在の7往復から6往復に減便する。そこで県は、利用促進を目指し、3月から同支社と共同のキャンペーン「特急『くろしお』号に乗って和歌山・紀南へ行こう!キャンペーン」の実施を決めた。今回は同キャンペーンの第1弾となる。

 ツアー名は「貸切『パンダくろしお』で行く春の白浜への旅」。日本旅行(東京都中央区)が企画した。3月24、25日の1泊2日で、JR京都、新大阪、天王寺駅から貸し切りのパンダくろしおに乗り、アドベンチャーワールド観光や白良浜での宝探しなどが楽しめる。

 白浜駅で町商工会青年部のゆるキャラ「しらぺん」などの出迎えが予定されているほか、パンダくろしおのオリジナルグッズのプレゼントなどもあるという。

 定員は340人(24日現在で175人が予約済み)。県観光振興課の担当者は「白浜への旅行を機に、串本や那智勝浦といった温泉地や熊野三山がある紀南に足を運んでいただきたい」と話している。予約は日本旅行大阪予約センター((電)0570・666155)か同社支店・店舗へ。