携帯大手3社とも増収増益 17年4~12月期 国内通信事業が好調

 ソフトバンクグループ、KDDI(au)、NTTドコモの携帯電話大手3社の2017年4~12月期連結決算が7日出そろい、主力の国内通信事業が総じて好調だったことから、3社とも増収増益を確保した。ソフトバンクグループの最終利益は前年同期比20.0%増の1兆149億円と、4~12月期として過去最高を更新した。

 ソフトバンクグループの最終利益が大きく伸びたのは傘下の米携帯電話大手スプリントと、ベンチャー企業に投資するファンドがそれぞれ好業績だった要因が大きい。売上高は3.5%増の6兆8112億円だった。

 KDDIは売上高が6.8%増の3兆7600億円、最終利益は4.1%増の4905億円だった。傘下のUQコミュニケーションズが展開する格安スマートフォン事業が好調だった。

 NTTドコモは通信事業に加え、クレジットカード事業も業績に寄与した。売上高に相当する営業収益は3.6%増の3兆5956億円、最終利益は11.0%増の6542億円だった。