バス停運行表示板 「みちのり」が実験

 バス大手みちのりホールディングス(東京)は13日、地方のバス停向けに、バスの運行情報を電子ペーパー画面に表示できる案内表示板を開発し、今月17日に実証実験を始めると正式発表した。

 ネットワークでつなぐIoT(モノのインターネット)を活用。みちのりは東北地方と北関東にバス会社を抱えており、設置拡大を視野に入れてKDDIや凸版印刷、気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)などと来年3月末まで実験する。

 みちのり傘下の会津乗合自動車の福島県会津若松市内にある名所の鶴ケ城に近い「鶴ケ城入口」、「神明通り」の二つのバス停に設置。1つまたは2つ備えた13.3インチの電子ペーパーに時刻表を表示し、今年4月ごろから次のバスの接近もリアルタイムで案内する。2018年度後半には画面のQRコードを利用者が読み込ませれば、スマートフォンで天気予報や地域情報を閲覧できるようにする。