光岡自動車、オープンカー「ヒミコ」を全面改良 23日発売、海外市場での販売拡大も狙う

 光岡自動車(富山市)は22日、2人乗りのオープンカー「ヒミコ」を初めて全面改良し、23日に発売すると発表した。クラシックカーを想起させる外観が特徴で、車へのこだわりが強い富裕層らに売り込む。

 マツダの「ロードスター」をベースに開発した。前輪を覆うフェンダーが大きく盛り上がるなど、抑揚を付けたデザインに仕上げた。排気量1500ccのガソリンエンジンを搭載している。希望小売価格は497万8800円から。

 平成20年12月に発売した初代は累計で271台を販売し、そのうち約4割が海外での販売だった。個性的な外観が海外でも人気といい、新型車の投入で海外市場での販売拡大も狙う。

 光岡章夫社長は「エコカーへの関心が高まっているが、うちの会社は格好良さで勝負していきたい」と話した。