日本郵便が社宅跡地に保育所 ベネッセが運営

 日本郵便は19日、東京都板橋区の社宅跡地に保育所をつくり、4月1日に開設すると発表した。建物は同社が保有し、ベネッセホールディングス子会社のベネッセスタイルケアが認可保育所「ベネッセ板橋三丁目保育園」を運営する。日本郵便は社宅跡地などを活用した不動産開発事業に本格参入し収益拡大を目指す。

 板橋区の保育所は敷地面積約750平方メートルで木造2階建て。定員は69人。東京都江東、豊島両区の計3カ所でも社宅跡地を保育所に転用する準備を進めており、いずれも来年4月にオープン予定という。

 日本郵便の保有する社宅は全国に約1千カ所あるが、建物の老朽化などで入居者は減少傾向。使っていない社宅も複数あり、順次開発を進める方針だ。

 日本郵便は平成27年、さいたま中央郵便局(さいたま市南区)の敷地内にも認可保育所を開設している。