流通大手のセブン&アイ・ホールディングス(HD)は22日午前、一足早い入社式を東京都内で開いた。セブン-イレブン・ジャパンやそごう・西武などグループ21社の新入社員1071人が社会人として新たなスタートを切った。
入社式でセブン&アイHDの井阪隆一社長は「変化の激しい過去の常識が通用しなくなった時代だからこそ、皆さんの新鮮で柔軟な考え方が大変重要な示唆となる。ぜひ一緒に頑張っていこう」とエール。これに対し新入社員代表でイトーヨーカ堂に入社した原田広夏さん(22)が「未来を見据え、この大きな変化に果敢に挑戦し続ける」と決意を表明した。
セブン&アイHDは、いち早く接客の現場に慣れてもらうため、昭和52年から毎年3月にグループ合同の入社式を開いている。今年の新入社員は昨年より144人少なかった。来年の採用数は今年並みの1130人を予定している。