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キーエンス高収益率の秘密… 高額報酬と生産委託、“日本らしくない”異質統治 (1/2ページ)

 センサー・計測機器大手キーエンスの従業員には1人当たりの営業利益に基づく賞与を含む高額の報酬が支払われる。社員は顧客の要望に沿って製品の設計と開発を行い、生産は契約製造業者が請け負う。また、創業者のみならず全ての社員の親族の採用を禁じることによって、同社の業績向上がもたらされているともいえそうだ。

 キーエンスは誘導型、光学式、超音波式、レーザー式、接触型の5つのタイプのセンサーを製造しており、その営業利益率はオムロンや米国のコグネックスなどの競合他社をはるかに上回る。タイプごとに異なる特徴があり、カスタムメードのファクトリーオートメーション(FA)ソリューションの一環として、コンサルタントが顧客と協力し、要望に沿う製品を販売する。社内でセンサー、バーコードリーダー、レーザーマーカーなどの製品を設計・開発し、製造は低コストの外部業者に委託している。

 キーエンスの従業員の年間平均給与は1860万円と、日本の全国平均の約4.5倍だ。こうして優秀な人材を引き付けることで、成長が促進されている。従業員は1人当たりの営業利益に基づいて定期賞与を受け取る。キーエンスは、「従業員は費用ではなく資産である」との考えを示している。

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