ジェットスター・ジャパン、中部空港発着の路線拡大に意欲

 格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)の片岡優社長は26日、愛知県常滑市の中部空港で記者会見し「中部空港発着の路線を拡大していきたい」と意欲を示した。週内にも新たな路線計画を発表するという。同社は21日に中部空港内に整備基地を設置した。

 中部を成田、関西に次ぐ第3の拠点空港として1機を駐機し、客室乗務員や整備士ら約30人の態勢でスタートした。秋までに100人規模に拡充し、3機を駐機する方針。

 夜間に中部で整備が可能となり、深夜や早朝の発着など柔軟な運航ダイヤを組めるようになる。中部空港からは札幌、福岡、鹿児島、那覇を結んでいる。海外からの観光需要をにらみ、国際路線の就航も目指す。

 中部国際空港会社の友添雅直社長は「新たな市場を開拓してもらうことで発展の基盤になる」と期待した。