【現場の風】ファンケル 「キレイ」かなえる美容食品提案


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 □ファンケルマーケティング本部健康食品事業部サプリメント開発第二グループ担当課長・酒井麻千子さん(46)

 --ファンケルが20日に発売した美容食品「ディープチャージ コラーゲン」シリーズを企画した

 「独自の特許成分で、吸収されやすい大きさにあらかじめカットした『HTCコラーゲン』に、ビタミンC、バラつぼみエキスを加えた『ディープチャージ設計』により、年齢を重ねた方の美しさに体の中からアプローチするのが特長だ。生活スタイルや好みに合わせて粒、ドリンク、パウダー、ゼリーの4タイプをそろえた。負担なく、毎日簡単に美しさを求めるときは粒といった具合に使い分けてほしい」

 --コラーゲンブームは最近、落ち着いている

 「美容食品市場は2017年で1000億円を超えたが、コラーゲンは約半分の500億円を占めている。現在はブームが落ち着き、真新しさはなくなったが、定番の成分として定着している。また、大半の女性が美容に関する成分と認知しており、摂取したい意向がかなり高い半面、すぐに効果が実感できないなどの理由で摂取をやめる方が多い。そこで今回は徹底して利用実感にこだわった」

 --消費者の反応は

 「コラーゲンへの期待値が下がってきているため心配していたが、上々の滑り出しができてよかった。実感の込もったコメントも(消費者から)たくさんいただいており、感激している。生の実感体験の言葉をいただいた分、より多くの方に試してほしいと思っている」

 --目標は

 「入社3年目の1997年に健康食品の商品開発を手掛ける部署へ異動して以来、長くマーケティングや商品開発に携わってきた。自分自身、最も美容食品に期待したくなる年代になった。全ての女性が自信に満ちた輝きを持ち、なりたいキレイをかなえるため、期待に応える美容食品をこれからも提案していきたい」

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【プロフィル】酒井麻千子

 さかい・まちこ 1994年ファンケル入社。顧客対応業務に従事したのち、健康食品のマーケティングや商品開発を担当。現在は美容食品を中心に担当している。鳥取県出身。