二輪各社、顧客との接点づくり強化 専売店増や上位店認定、女性照準も (1/2ページ)

川崎重工業が6月末までの期間限定で開設しているショールーム。新感覚の展示で、新たな顧客との接点をつくる=東京都千代田区
川崎重工業が6月末までの期間限定で開設しているショールーム。新感覚の展示で、新たな顧客との接点をつくる=東京都千代田区【拡大】

 国内の大手二輪車メーカーが顧客との接点づくりを強化している。ホンダが2020年までに専売店を4割増やすほか、ヤマハ発動機は1月から中・大型のスポーツバイクを中心に取り扱う最上位店「アドバンスディーラー」の認定を始め、接客や購入後のメンテナンスを含めた顧客満足度向上を目指す。川崎重工業は都内に期間限定のショールームを設置し、女性を含めた潜在需要を掘り起こそうと新感覚の展示を実施中。市場の先細りを背景に、商品戦略だけでなく顧客対応の“質”を高め、バイクファンの定着と新規開拓を地道に進める構えだ。

 ホンダ子会社のホンダモーターサイクルジャパン(東京)は4月1日に販売店をこれまでの5系列から2系列に集約、専売店「ホンダドリーム」145店を38都道府県でスタートさせる。2年後には全都道府県の200店に拡大する予定。ホンダドリームは、一定以上の面積やサービス工場併設など複数の要件を満たした店舗。ホンダ関係者は「接客の質向上はこれまでも進めてきたが、店ごとのばらつきも指摘されていた。研修を手厚くしていきたい」と話す。交流サイト(SNS)などで店の評判が広く伝わりやすくなっていることも背景にある。

 ヤマハ発の販売子会社、ヤマハ発動機販売(東京)のアドバンスディーラーは、125cc超のスポーツバイクなど全モデルを取り扱う。全国約800店のうち55店が認定され、店内で最上位店であることを表示できるほか、ヤマハ発により専門誌やホームページで紹介される機会が増えるという。同社独自の講習を受けた整備士が常時、店に3人以上いることなどが要件。点検や車検、修理を通して満足度を高め、顧客との接点を強化する狙いだ。

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