マーガリン原料見直し進む 米国のトランス脂肪酸規制が影響

 食品メーカーがマーガリンの原材料を変えたり、情報発信を強化したりしている。米国で6月からトランス脂肪酸を多く含む油脂の食品への使用が規制される影響で、日本国内でも購入を避ける動きが一段と強まることが想定されるためだ。固さ調節などに用いられるこの油脂を他で代替し、低迷する市場の巻き返しを狙う。

 マーガリン市場はシリアルなど朝食の多様化で、もともと縮小傾向だったところに、トランス脂肪酸が心臓病のリスクを高めると2015年に報じられたことが追い打ちを掛けた。16年度の市場は前年度から15.2%も減った。

 雪印メグミルクは今年3月から、マーガリンとショートニングで、トランス脂肪酸が多い油脂の使用をやめた。独自に開発した油脂や技術でこれまで通りの風味や舌触りを維持できたという。

 16年3月に家庭用マーガリンへのトランス脂肪酸が多い油脂の使用をやめたJ-オイルミルズは、今年4月から順次、パッケージにQRコードを記載。ホームページでトランス脂肪酸の詳しい情報が見られるようにする。

 明治は今年3月に家庭用マーガリンを刷新。トランス脂肪酸を多く含む油脂をパーム油などに切り替えた。昨年11月には塗りやすい「スプレッタブル」バターも発売した。