「大阪らしさ満喫するホテルに」 22年に都市型ホテル開業、星野リゾート代表に聞く (1/3ページ)

「大阪らしさを満喫するホテルに」と話す星野佳路社長=東京都千代田区(斎藤良雄撮影)
「大阪らしさを満喫するホテルに」と話す星野佳路社長=東京都千代田区(斎藤良雄撮影)【拡大】

  • ホテルの完成イメージ図(星野リゾート提供)
  • 駅から見えるガーデンも整備する予定(星野リゾート提供

 高級旅館やリゾートホテルの運営で知られる星野リゾート(長野県軽井沢町)が、ミナミの玄関口・難波に程近い新今宮駅前に新たな都市型ホテルを2022年に開業する計画を発表してから1年。新ホテルブランド「OMO(オモ)」は、スタッフによる観光案内サービスなど、ビジネス需要を排して観光客に特化した営業形態が特徴だ。計画の進捗(しんちょく)と、大阪の魅力について星野佳路(よしはる)代表(57)に聞いた。

 (聞き手 内田博文)

 イメージを変える

 --大阪の建設計画の現状は

 「施設のハード面の計画策定がちょうど“佳境”に入ってきた。2週間に1度くらいのペースで会議をして社内で議論を重ねているが、アイデアはそろそろ出尽くした。それをどう収束させるかという段階です。年内にはもう少し具体的な状況になると思います」

 --新今宮の施設で意識するのは

 「周辺の方にも参加していただけるスペースを作りたい。敷地は新今宮駅の目の前で、ホームや電車からもよく見える。ホテルは、新今宮という場所のイメージを変えることが大きな役割です。駅の高さに合わせた広々としたガーデンを造り、宿泊する人だけでなく、鉄道を利用する人が『一度降りてみようか』と感じられる施設になると思います」

「ご近所」へ、まちへ