他にも約3万8千平方メートルのオフィススペースは、銀座に約3500人の新たな“住人”を生み、平日ランチタイムの新たな需要となった。屋上庭園は銀座を訪れる家族連れの憩いの場となり、観光バス乗降所など訪日外国人向けの観光拠点機能も充実。文化交流施設の「観世能楽堂」は災害発生時には一時滞在スペースとして活用できる。
2年目を迎え、課題として取り組むのはエリアとのさらなる連携強化だ。
近隣の百貨店などで展開するイベント企画「GINZA FASHION WEEK」では、今年3月の14回目から本格参加。また屋上庭園を銀座エリアの新たな公共空間として、定期的にイベントを開催することで銀座を「滞在する街」へと進化させるような仕掛けを続ける。
GINZA SIXリテールマネジメントの桑島壮一郎社長は「今後も銀座に新たな価値と歴史を創り出す」と将来を見据える。