--4月から児童に京町家を開放する社会貢献活動を始めた
「京町家を知らない児童が増え、良さを知ってもらいたい」
◇
【プロフィル】児玉舟
こだま・しゅう 高校中退後、不動産会社の社員や取締役などを経て、2013年にレアルを創業。翌14年から現職。49歳。滋賀県出身。
レアルでは宿泊客へのサービス向上のため地元企業と協業するなどし、古都ならではの“おもてなし”を提供している。
■ □ ■
≪イチ押し!≫
地元コーヒーでおもてなし
宿泊施設内の無料提供品として春の大型連休(GW)以降から新たにサービスを行うのは、小川珈琲(京都市右京区)と共同開発したドリップコーヒー。アラビカ豆100%を「京都珈琲」として京都で焙煎し、苦みと酸味が調和した自慢の一杯。パッケージは画家、大杉真司さんの「舞妓(まいこ)」だ。寝具は京都西川(同下京区)製を採用。照明や内装なども京都の伝統技術を活用しているという。
4月から精進料理の泉仙(いずせん)(同)の朝食提供も始めた。今後は祇園を中心に「東山リゾート計画(仮称)」と銘打ち、飲食店などの提携先を増やし、宿泊客がお得なサービス・体験ができる機会を提供する準備も進める。