日立、難病の早期発見へAI活用 東京医科歯科大と連携、お互いの強みを生かす

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 日立製作所は19日、東京医科歯科大と、潰瘍性大腸炎やリウマチ、パーキンソン病といった難病の早期発見を目的とした連携協定を結んだと発表した。東京医科歯科大の難病に関する知見と、日立の人工知能(AI)や医療機器に関する技術を組み合わせて、専門医がいない診療所などでも難病を早期発見できる仕組みを確立し、過度な検査や投薬などによる患者の負担を軽減するとともに、医療費抑制などにもつなげる。

 患者の症状に関する記録や磁気共鳴画像装置(MRI)などで撮影した患部の画像をAIで解析するなどし、早期発見を可能にする。

 また、画像分析ソフトの開発などにも取り組む。日立の渡部真也ヘルスケアビジネスユニットCEO(最高経営責任者)は同日の会見で「お互いの強みを生かし、世界トップクラスの研究事業を進めたい」と抱負を述べた。

 日立によると、最近は診療所などで難病が一般的な疾患の中に紛れ込み、ありふれた病気と判断される例が増加。患者が必要のない検査や、効果のない治療を受ける必要が生じ、医療費増加の一因になっているという。