武田薬品、欧州製薬大手買収額を上積み 日本企業として過去最大の海外企業買収に (1/3ページ)

 アイルランドの製薬大手シャイアーに対し、総額約430億ポンド(約6兆5700億円)での買収を提案していた武田薬品工業は20日、買収額を約5億ポンド上積みすると発表した。実現すれば日本企業として過去最大の海外企業買収となる。世界経済が堅調に推移する中、日本企業は生産能力拡大や新たな成長戦略の実現を目指した大型買収を相次いで打ち出しているが、市場関係者の間では「高値づかみ」への警戒感も出ている。

 武田は当初、シャイアー株を1株当たり46・5ポンド相当で買い取り、シャイアー株主に現金と武田の新株を割り当てる案を示した。しかしシャイアーから「(企業価値を)著しく過小評価している」と拒否されたため、1株当たり47ポンドに引き上げた。実現すれば、ソフトバンクグループによる英国半導体設計のアーム・ホールディングスの買収(約3兆3千億円)を上回り、日本企業による過去最大の海外企業買収になる見込みだ。

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