高速半額乗り放題 二輪車全国13コースに拡大

 高速道路3社などは27日から、自動料金収受システム(ETC)を搭載した二輪車を対象に、通常料金の半額程度で全国13コースを2、3日間、乗り放題にする。二輪車の高速料金は軽自動車と同等で割高と感じる利用者もいるため、格安プランの設定でツーリング需要を取り込む。大型連休から、秋の行楽シーズンが終わる11月30日まで実施する。

 二輪車の乗り放題プランは昨年7~11月、関東周辺で初めて実施。好評だったため、対象の期間と地域を拡大する。利用には事前申し込みが必要で、25日午後3時以降、東日本、中日本、西日本の高速3社のサイトで受け付ける。

 「関越道・上信越道・中央道」「熊本・佐賀・長崎」など12コースは最大2日間、「東北道・常磐道・磐越道」は最大3日間、何度でも利用でき、料金はコースに応じて2500~5000円。

 例えば「熊本・佐賀・長崎」では、福岡県の太宰府インターチェンジを起終点として、一般道も走りながら長崎県の九十九島、雲仙岳や熊本県の天草などを巡る場合、通常6030円の高速料金が3000円で済む。