「1日10万食超」大ヒットの秘密 電子レンジでも専門店より美味いコンビニラーメン (1/4ページ)

 コンビニの「ラーメン」にどんな印象を持っているだろうか。ファミリーマートは2015年にラーメンを大幅にリニューアルし、前年比売上3.5倍、1日最大10万食を超える大ヒット商品に育てた。当時の商品本部長として開発を指揮した本多利範氏は「業界の常識をすべてひっくり返すことから始まった」と振り返る。大ヒットの秘密とは--。

 ※本稿は、本多利範『売れる化』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

※画像はイメージです(Getty Images)

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 日本人のソウルフード、ラーメンを制すには

 春夏に人気の商品が冷やし中華だとすると、秋冬になると売れる商品にラーメンがあります。

 日本人はとてもラーメンが好きな国民です。ラーメン店がない街など、ほとんど存在しないのではないでしょうか。また醤油、味噌、塩、豚骨などの汁の種類から麺の硬さや縮れ具合まで、人それぞれ好みがうるさい料理と言えるでしょう。

 コンビニ各社も、いかにおいしいラーメンを提供できるか、日々努力を重ねています。私たちもスープ、チャーシュー、麺など、あらゆる角度から大々的にリニューアルすべく研究しました。

2017年10月から発売していた「味噌ラーメン」(税込520円)(ファミリーマートのプレスリリースより)

2017年10月から発売していた「味噌ラーメン」(税込520円)(ファミリーマートのプレスリリースより)

 社内で「どういうラーメンをつくるか」を議論していく中で、よく出てきた意見は以下のようなものでした。

 「やはりコンビニラーメンはワンコイン(500円)以上では売れません」

 「味噌は、やはり札幌ラーメンでないと」

 「豚骨は福岡です」

 「喜多方ラーメンがおすすめです」

 このように実にいろいろ意見が飛び交いました。日本にはいくつもの有名ラーメンブランドがあり、それぞれファンは一家言を持っています。

 そのどれを採用するかで、社員たちは侃々諤々討論を重ねているのです。

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